益虫か、害虫か-晴

今日も引き続き、芽かき作業です。昨日より紫外線も強く肌が痛いくらいの快晴!気持ち良いのだけれど、汗が出て日焼け止めも落ちてしまうので嬉し悲しです。

人間が春を満喫するのと同じように、自然界も冬から目覚めた虫たちが活発に動き始めています。外仕事をしていると必然的に虫さんに出会います。

葡萄の場合は、蜘蛛の巣が張ってあり、よく顔や体ごと蜘蛛の巣に当たってしまい、蜘蛛が慌てて逃げていたり、帽子にくっついたりします。ただ、蜘蛛さんは葡萄にとって害虫を食べてくれる益虫なので無下に殺生することもありません。むしろ、可愛くみえてきます。不思議なものです。

益虫は可愛くみえるし、害虫は憎く見えるのですが、害虫が悪さをするとこうなります。。

これは「コウモリガ」の食害です。実に痛々しい。ただで済むわけではなく、幹の内部に入り込むので、樹が弱くなってしまいます。入る場所などにより最悪、樹が枯れてしまうこともあるのです。ぶどうの樹はまともな実ができる成木になるまで5~6年かかるため、枯れてしまった場合は、今まで育てた時間+これから育てる時間を考えると非常に痛手です。

ですから、農家は害虫に神経質になるのです。

すると育成園で謎の生物が大量にいるではなりませんか!?いったい、こやつは何者。益虫か、害虫か。

帰宅後にインターネットで調べてみると。。こやつは「テントウムシの幼虫」と判明!!

テントウムシ、これは益虫です。ぶどうの葉っぱにつく、ハダニやアブラムシを食べてくれます。最初見たときは、害虫の毛虫と一緒にいたので悪い奴だと誤解して見つけ次第殺しておりました。申し訳ないことをした。益虫とわかったとたん、何だか可愛げのある奴に見えてくるのは人間の勝手でしょうか。

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