今日は世の流れに従って休日です。快晴だったのでドライブ日和でした。
さて、就農すること数年経ちましたが、いまだに初めてみる虫などとの出会いは尽きません。生れも育ちも埋立地@千葉県で非農家出身の自分としては畑で出会う動物や虫たちは未知との遭遇ばかりでした。
出会って去って一期一会で終われば良いのですが、ブドウにどのような影響があるのかわからないと不安になります。黙って見過ごすとせっかくの新芽が虫に食べられたり、無闇に除去していくと益虫を無駄に殺生してしまいかねません。
そこで、虫の発生の頻度があがっていると、虫を特定し、影響を判断します。
まず特定するために、虫を写真に撮ってから調べます。
1、調べる
①アプリ
虫判定器(iphone版,android版)は現地で撮影して即時に判明します。ええ、無料です。100%正解かどうかは保障できませんが、当たりが付くだけでも助かります。スマホを持っていればすぐに導入が可能ですので、文明の進化は凄いです。
②インターネット
グーグル君にはお世話になっております。よく調べるのは以下のサイトです。
1)ぶどう病害虫の場合は、各県の農業技術センターの防除部門のサイト
例えば島根県農業技術センターなどはわかりやすいし、検索にも良く出てきます。
2)グーグルの画像検索
害虫かどうかすらよくわからず簡単に調べるときには、やはりグーグル君です。「幼虫」で画像検索すれば沢山でてきます。同じような画像があればすぐに判明です。
3)昆虫サイト
例えば、『昆虫エクスプローラ』の「虫マトリックス」などは名前もわからないときに参考になります。もちろん、「果樹の害虫」などもあるので助かります。しっかりと調べようと思えば『幼虫図鑑』の画像検索ならかなり詳しいので根気よく探せば見つかります。
2、聞く
①先進農家や先輩農家
日常のこと病害虫のこと何でも相談にのってくれるので大抵わかります。ひとりだけに頼らずに何人もの相談できる人がいた方がお互いの負担が少なくて良いです。地域の力かもしれません。
②農業普及センターの指導員
なんて言っても専門家。専門員として税金で飯を食っているだけあって、病害虫のことであれば即回答できなくても調べて教えてくれるでしょう。
③農協の営農指導員
こちらではほとんど聞くことはないですが、地域によっては非常に力になってくれるところもあるようです。
ほぼ自分で調べて結論が出ますが、経験値が浅い場合は、聞いてみればすぐに答えがわかる場合もあるので、勉強会や道であった時など機会がある時に聞いてみても良いと思います。分からないことがある場合は、相手の迷惑にならなければ積極的に聞いてみると、答えのみならず調べ方や文献などアプローチの仕方なども教えてくれたりして参考になることが多いです。